Summer Paradise 2018

Summer Paradise 2018  SnowMan単独公演 お疲れ様でした!

私がお邪魔したのはそのうち2公演。

Snow Manを好きになったのは今年の3月で、身内にジャニオタは1人もいないし、私自身もSnow Man以外にジャニーズのグループを応援した経験は一度もない。つまりそれまでジャニーズとは無縁だった私にとって、人生で初めての「ジャニーズのコンサート」、というかむしろジャニーズに限らずアイドルを好きになったことがなかったから、実質初めての「アイドルのコンサート」だった。

そんな初めてのコンサートの感想を簡潔にまとめるとしたら、とにかく2公演とも最初から最後まで夢みたいだった。

だから正直、他のすの担さんが書いている「〇〇の時の△△くんのここが良かった!」みたいな上手な文章を一つ一つ丁寧に書くことはどう頑張ってもできない。あまりにも思い出がふわふわしてしまって、ぼんやりした感想しか出てこない。私はそのことがすごく悔しくもあるし、それだけ楽しかったんだから仕方ないんじゃないかって気もする。例えば、物心ついてから初めて行った遊園地の感想を詳細に述べられるかって聞かれたら、大抵の人の答えはいいえだと思う。多分その感覚に近い。

でも、幕が降りてSnow Manが目の前に現れた瞬間の衝撃は、とても鮮明に覚えている。

特に1回目に入った公演は席がアリーナで、肉眼で表情まで見える距離だった。動画や写真でしか見たことがなかった彼らは現実に存在していたんだ、そんな当たり前のことが嬉しくて、思わず息が詰まりそうになった。

アイドルはキラキラしている、まるでそれを体現するかのように6人は眩しい。別に照明が強すぎるとかそんなんじゃない。ただ、私にはSnow Manという6人のアイドルが本当に輝いて見えた。

それから始まったSnow Manのパフォーマンスはかっこいい曲も、可愛い曲も、楽しい曲も、聴き入る曲もとにかく最高で、私は恥ずかしながらオリジナル曲を除くと6~7割くらいの曲を知らなかったけど、一瞬もつまらないと思わなかった。むしろこの時初めて聴いた曲も全部好きな曲になった気がする。Snow Manを好きになってから、好きな曲が何曲も増えた。気づいたら始まる前の「全くついていけなかったらどうしよう」って不安は途中からすっかり無くなって、時間を忘れるほど楽しかった。

そして何より、6人の私たちに向けてくれる笑顔がひたすらに優しくて、一緒に楽しもうって気持ちを全力で伝えてくれて、すごく嬉しかった。

今も頭の中は、「最高だった」とか「楽しかった」とか「幸せだった」とか、そればかりがぐるぐると回っている。ここまで書くのに色々なことを思い出そうと他の方のレポを見たりもしてみた。そうすると一つ一つのシーンは記憶が蘇って確かに浮かんでくるのに、その時の気持ちを文章にしようとするとやっぱり上手くできない。

でも、そういえばもう一つ、これだけははっきり覚えていて、書き残しておきたいと思うことがあった。

それは担当の阿部亮平くんのこと。私はグループ全員が好きで、どちらかというと箱推しに近い応援の仕方をしている方だと思う。目がもっとたくさんあったら常に全員を満遍なく見ていたかった。でもそれは叶わないことなので、誰かが近くに来てくれた時以外は基本的に阿部くんを目で追っていた。

阿部くんは私が生まれて初めて「この人を一番応援したい」って本気で思ったアイドルで、阿部くんのことが好きになってから私の人生は一変したと言っても恐らく過言ではないと思う。

どうしても緑のペンライトが持ちたくて、友達に頼んでサマステのペンライトからシートを抜いたものを用意したし、うちわもネットを参考にしたりして見よう見まねでコツコツ作った。阿部くんの写真を見ることがここ数ヶ月ずっと毎日の癒しだし、出演したテレビ番組は録画して何回も見ている。アイドルを好きになる前の自分を含めても、こんなに誰かに熱中したことは初めてだった。

だからそんな阿部くんが目の前にいることが終始とても不思議で、何度も幻なんじゃないかと疑った。

初めて画面越しじゃなくこの目で見た阿部くんは、写真や映像で見るよりもっとスタイルが良くて、サラサラした茶髪が目に少しだけかかっているのがなんとも言えないくらいに綺麗で、そして笑顔がものすごく可愛い。長い手脚を最大限に使ったダンスもアクロバットも最高にかっこいいし、甘い歌声は会場に響くとより魅力的に聴こえた。本当に少女漫画から出てきた王子様みたいだと思った。

そして阿部くんを目で追っていた中で、個人的に特に心に残っているのが1回目に入った公演のBorn in the EARTH。阿部くんは下手側でたくさんファンサをした後、今度は私のいる上手側に走ってきて、早速バルコニーの方にエアハグしてるのが見えた。

そこからまた怒涛のファンサが始まって、忙しなく投げチューしたり手を振ったりしている。だんだん阿部くんの視線が動いて、とうとう私がいる辺りまで来た。私は背が高いから邪魔にならないようにペンライトはずっと小さめに振っていて、うちわも名前の面からファンサの面に裏返すタイミングが全然わからなかった。だから多分気づかれることなく終わるだろうけど、阿部くんがそこにいるだけでも嬉しいなあと思っていた。

そうしたら突然、ぱちっと阿部くんと目が合った気がして。

反射的に心臓が飛び跳ねた。ドキドキしながら目を離せずにいると、誰かを指さす阿部くんの指先がまっすぐ私の方に向いているような、君だよ、合ってるよ、と言いたげな動きをしているような気がした。そのあと阿部くんはそのままの目線で、にこにこしながら手を振っていた。その笑顔が、本当にかっこよかった。

私はあまりにもびっくりして動けなくなってしまって、それが自分に向けられたものだったのか確かめることはできなかった。でも思い返せば思い返すほど、あれは絶対自分にだったって何故かものすごく強気になってしまう。

だって上手く言えないけどあの瞬間、私はこのために今まで生きてきたんだって、重すぎるけど本気でそう思ってしまった。勘違いならもうそれはそれでいいやって思う。そもそも指さして手振ってくれるのって、緑狩りの阿部くんをずっと応援してきた方々からしてみれば、そんなに大騒ぎするほどすごいことでもないのかもしれない。それでも私はあの一瞬が、これから先ずっと宝物になるくらい幸せだった。ファンサってまるで魔法みたいだと思った。

なんかこうやって書いてみると、引くくらいSnow Manが登場した瞬間と阿部くんにもらったファンサのことしか文章にできてなくてびっくりする。欲を言えばサマパラで見たものも感じたことも全部忘れたくないけど、これだけは特に絶対に忘れたくないって、同じシーンを繰り返し頭の中で再生し続けたからかもしれない。逆に楽しくて楽しくてぼやけちゃった記憶たちは、最初にも書いたけど、もうくよくよしても仕方ない。だからそのぼんやりした「幸せだった」を自分なりに大切にしたいなって思った。

 

そして最後に、Snow Man、最高の夏の思い出をくれて本当にありがとう!

6人が今日まで歩んできた長い道のりを直接見ることはもう叶わないけど、私はこれから先すの担のひとりとして、Snow Manが前に進み続ける限りついて行きたい。ずっとずっとSnow Manを応援し続けたい。

心からそう思えた、平成最後の夏でした!